CRMを導入して効果を出すには、手順ごとにそれぞれのポイントを押さえておくことが大切ですので、具体的に見ていきましょう。まず、最初にすべきことは「目的をはっきりさせる」ことで、営業活動効率化や顧客満足度向上など、企業によって異なるかと思いますので、現状の問題点と目的を改めて整理しておくと良いでしょう。次に、「具体的指標を設定する」必要があり、プロセスごとに具体的な数値目標を立てていきます。これを設定することで、プロセスの進行管理だけでなく各人の評価などに活用することも出来て、モチベーションを上げる効果も期待できます。

それらが済んだら、いよいよ、どのCRMシステムを利用するかの選定に入ります。ここで頭に入れておきたいのが、多機能なものを選べば効果を生む、ということでは決してないという点です。大切なのは、自社の需要に合っているもの、運用にあたっての使いやすさを考慮して選ぶことです。また、導入時には機能が十分であっても、運用していくうちに必要なシステムが出てくることがある為、サービスやシステムに拡張性があるかも確認しておくことが大切です。

実際に、CRMが定着してから目に見える効果があらわれるまでは時間がかかるものです。そこで、まずは効果が分かりやすいと言われる既存ユーザーに適用するのが望ましいです。そして、効果の確認と運用、というサイクルを繰り返しながら着実に定着させていくと良いでしょう。

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