現場にSFAを導入する上で得られるメリットに、社員一人一人の営業活動の可視化が挙げられます。進捗状況や顧客へのアプローチなど、営業活動のプロセスを記録するのが容易になるため部署内の他の社員や上司が把握しやすくなります。これまでブラックボックス化していた活動内容が明確になり、顧客情報の共有がリアルタイムで行えたりマニュアルの作成が容易になるという流れです。加えて評価をする際の基準となったり、個人の課題点を洗い出しが可能な点も大きいです。

営業にまつわる業務の効率アップが図れる点も、SFAのメリットです。日報・週報の作成をサポートする定型フォーマットや、書類作成が簡単になるツールにより営業マンの負担が軽減されます。またネットワークに見積書やカタログなどをアップロードできるサービスを連携させておくことで、急に出先で書類が必要になった際にもわざわざ会社に帰ったり他の社員に届けてもらったりという手間が必要ありません。SFAの導入で、属人化の緩和に繋がる点もメリットと言えます。

従来の営業スタイルは、個人の能力に依存する色合いが濃いものでした。優れた営業マンはスキルが高いものの他への伝達が難しく、急な異動や退職によって企業にもたらされる技術・ノウハウの損失は甚大になってしまいます。社内にスキルや知識が蓄積されていかないのも、問題視される部分です。しかし業務プロセスをSFAによって蓄積したり、案件ごとに進捗を管理することによってこういったデメリットを解消できます。

営業マンの全体的な底上げに繋がること、教育コストを下げられることが大きな特徴です。

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